手を合わすこと

今日の高齢者大学は「シンガーソングボンサン」。。。ギターを持ったお寺さんが講師でした。
袈裟をまとってはるけどオールバック。。。にぃさん、イケイケでしたな(>_<)って感じ(笑)
「みなさんももうすぐやから、考えといた方がよろしいで」と「死んだらどうなるか」という話ではじまったそうです。
死んですぐは、ものすごく険しい山を越えなアカンそうです。
死出の山と言うんだけど、それを越えてると優しそうなおねーさんが「たいへんやなぁ、この車に乗って行き」って誘ってくれるんだって。
でも 嬉しそうに乗ってもたら。。。おねーさんは鬼に、車は火の車になって「地獄行き」です。乗ったらあかんで。とか。。。
その山を越えたら三途の川があって、奪衣婆(だつえば)というおばあさんに着てるものを剥ぎとられます。ダイエットしといたほうがよろしいで。泳ぎの練習しといたほうがよろしいで。とか。。。(~_~;)
って楽しい話でスタートしてたのですが、
「手を合わせてください」なにをお願いしますか。
願い事があるとき、胸の上で手をあわすのは、どこの国もどこの宗教も同じなんですよ。
「じゃ、子どもの頃にもどって、ご自分が小さかった時のお父さん、お母さんを思い浮かべながら手を合わせて、今度は何を願いますか」
今の自分よりさらにおじいさんおばあさんになっちゃた親ではなく、自転車の後ろにのっけてくれたり、ごはんを作ってくれた頃の親を思い描いて手を合わす。
。。。。ここらで、琴線がビヨヨ〜ン。。。。
事務所での伝え聞きだけでも だんだんウルウルラインへ(T_T)
「シンガーソングボンサン」のお話はここから親の恩のおはなしや、歌になるのですが…、
「静かに手を合わす」ことってお仏壇の前以外ではそんなにないし、見かけなくなったけど、
自分の中を旅するというか無になる大事な時間だと思います。。。