桟敷への道案内


日曜日、祭りの高揚と人だかりの中に私たちをむかえにきてくれた、のんちゃんの肩には緑色のタスキがかかっていました。
「御旅山山道にいる人は、移動してください。御輿が通ります。危険です」
と放送されてる…その山道にいたのです。
そこから、彼女のいる「南側の桟敷席」へ行く道のりは、まるで物語のようでした。
不思議な力を持った人について人々の喧騒の中をスイスイいくような、振り返るとそんなとこに道はなかった…。そんな感じでした。
人、ひと、人、さらに人、ひと、人の波の中を身体を縦に斜めに傾けながら、縫って行くのです。
ただただ、頼りはのんちゃんの華奢な後ろ姿!!このジーパンから目を離さない!!と、ぴったりくっついて…大げさですが、いのちがけ…(笑) 
もう一回と通ってごらんと言われても2度と通れません(^_^;) 
上にあがったとき、
「それ、持っていっとって、よかったやろ」というご主人の言葉…。
そう、のんちゃんの肩の緑色は「木場」の色、御輿をもつ村ごとに代々の色があるのです。
つまり、「木場のもんやけど、なんか文句ある?」ってワケです。
粋なのんちゃんに気合いのたすき…ふたつのおかげで 道が開いた?…とっても不思議体験。
かさねがさね、ありがとうさまでした。