三橋節子

三橋節子さんは滋賀の大津の日本画家です。
1939年3月3日生まれ…桃の節句に生まれたので
「節子」だそうです。
先日、友だちに連れられて
三橋節子美術館」に行ってきました。
勉強不足でどんな絵を描かれた方なのか
知らずにいきました。
ワンフロアーに展示された作品は、
静かな色調で描かれていて
匂い立つような白とあの藍がとても美しかったです。


実は三橋節子さんは34歳の時にガンで利き手の右手を手術で切断しました。その後は左手で創作を続けられましたが、幼いお子さまふたりを残され、35歳で他界されました。
かけられた絵には、そんな壮絶で鬼気迫る気配はなく、ただ揺るがない想いが静かに光っているようでした。
利き手を失われてから描かれた絵とそれ以前の絵の差がわからない…というより、その後の方が一層素敵でした。
そんなに時間たってないんだよ(>_<)っていうか、彼女には時間が本当になかったのです。
すごい人が、おってなんですねm(__)m本当に!
生きていれば、頼みもしないいろんなことがやってくる。いやんなっちゃうときもあるけど、それはそれ。これはこれ(^_^;)  自分の大切なものを育むことをおろそかにしてはいけないと思うのです。時間が限られているのは、三橋さんだけじゃないもんね。
大津に行かれたら、ぜひ足をお運びください。
三井寺」のお隣です。

三橋さんのことをかかれたブログをみつけました。
http://jeongmi.blog.so-net.ne.jp/2008-08-15