八百屋の大将

私たちがこの町に来て、はじめて買い物をしたお店。
地鎮祭の時、おつまみが足らなくなって「ここをまっすぐ行ったら、お店があるから」とお向かいのおばちゃんに教えてもらい探し当てたんだけど、お店は休み(>_<)
たまたま出てこられた奥さんが、店をあけてくれ、おまけに自転車まで貸してくれたンです。
そのことが縁で、ちっこいのを連れてよく買い物に行きました。
「おっ!よう来たな、これやろ」と大将には、お菓子をよくいただいたきました(~_~;)商品ッス!!
(あそこに行ったらお菓子がもらえるって子どもが思うんじゃないかと本気で心配しました)
奥さんも大将にも何かと気にかけてもらったように思います。
商売が好きで、店が大好きで、孫はもっと好き(~_~;)…もちろん家族も…
今日は、そんな大将とお別れの日でした。数えで78才。父と同い年です。
70才を超えたころから痴ほうが始まり、「自転車で道の真ん中を走ってたよ〜」ってことも数知れず、朝になると配達に行くといって聞かなかったり…とおうちの方は、大変だったろうなと思ってました。
   
形だけのもんだろうと思いつつ開いた「ご会葬御礼」…、
挨拶文の後ろに野菜の絵と野菜を売ってる男の人の絵があり、文面の最後に「父は商売一筋の人生でした」と刷り込んでありました。ご家族の想いはやっぱ深いんだよね。