WAKKUN

三田市の郷の音ホール(2F展示室)で「WAKKUN」の作品展示がありました。
WAKKUNは神戸を中心に活躍されているイラストレーター。
もう10年以上前に神戸の個展会場で、出会ったことがあるんですが、
自分のスタイルで何年も仕事を続けるってすごいなぁ。
     
ご本人もいらして、作品のことを伺いました。(ラッキッ!(^_^;)ミーハーなもんで)
ライジング」というのは「昇る」っていう意味で
海外で医療活動をされていた岩村昇さんのことだそうです。
アフリカのザンビアで出会った11歳の少年が
“今晩ぼくの家に泊まってくれたら、ぼくはあなたに詩を書きます”
といって、眠る岩村さんの傍らで書いてくれたそうです。
(「ヒマラヤから祖国へ」著 岩村昇 にも書かれてるって。。。絶版なので図書館で)
       
作品は今回のために、郷の音の会場で描かれたもので、展示室の壁をど〜んと覆っていました。
(上のイラストでは、人物が大きすぎです(^_^;) ちなみに右がWAKKUN、左アタシ)
とにかく!!詩がよかった。(ので、メモして来ました)
         
ライジング(昇る)
        
天があり、その下に地がある
天から雨が降り、地から草が生える
地はその草を背負い、天はその地を覆う
天と地の間に日が昇り、日が沈む
昇り、そして沈む日の間に
人間が生まれ、そして死んでいく
一人の男が、日が昇り日が沈む間に
草を刈り、牛に食わせ
木を切り、火をたき
そして死んでいった
そのあとから一人の子供が草を引き抜き
土地を掘り、種をまいた
その種から大きな大きな花が咲いた
日が昇り、日が沈み
天と地の間にその花は開いた
花が開いて、その花から香りが昇った
花の香りは昇って昇って、天に届いた
日が昇り、日が沈んだ
花はやがて枯れていった
だが、天に昇った香りは
今も天と地の間にある
    
          
3日が最終日です。夕方の5時まで。お買物のかえりにのぞいてみて♪
ご本人もいらっしゃるんじゃないかなぁ。
(あの大作、、、どうやって持って帰るんかなぁ。。だいたい部屋から出る?)